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ぽっこりお腹の原因とは

がんばってダイエットして体重を減らしたのに、なぜかお腹はぽっこりしたまま……。その原因は、脂肪ではなく内臓下垂のせいかもしれません。自分ではなかなか気付きにくい内臓下垂とはどんなものなのでしょうか?

 

内臓下垂になる原因と症状

腸や胃などの内臓は、これらを取り巻く筋肉や腹膜によって、本来あるべき場所に存在しています。しかし、何らかの原因で内臓が下がることがあり、その状態のことを「内臓下垂」と言います。

内臓が下がってくると、臓器の中でも下側に位置する腸が押しつぶされ、炎症を起こしやすくなります。炎症が起こると腸が腫れ、下腹部のでっぱりが目立ってしまうのです。また、腸が圧迫されると血行が低下し、代謝が落ちて脂肪も付きやすくなります。このように、内臓の位置が下がるとさまざまな不調が現れてきます。

ぽっこりお腹の原因には、便秘やお腹に溜まったガスによるもの、皮下脂肪によるものなどが考えられますが、内臓下垂による腸の炎症も疑ってみましょう。

内臓が下がる原因としては、不規則な生活や消化吸収の遅れにより、内臓を動かしている筋肉が疲弊したことがあげられます。また、運動不足により、内臓を支えるインナーマッスルが衰えたことも考えられます。

 

内臓下垂を改善するためには

鈍くなってしまった内臓の動きを促すストレッチをやってみましょう!

1. あおむけになり、立てたひざを左右に開いて足の裏を合わせます。腕は身体から少し離し「八」の字に広げます。

2. 天井からおへそが引っぱられるようなイメージで、お尻を上げていきます。難しければ、お尻の下に丸めたタオルを差し込んで腰を浮かせます。そして、骨盤を水平にキープしながら左右に10秒間揺らしましょう。

腰を上げて腸の位置を戻し、揺らすことで腸に適度な刺激を与え、停滞気味の内臓の動きを促します。入浴後やおやすみ前など、身体がリラックスしている時がオススメです。

また、内臓を支えるインナーマッスルに働きかける、腹式呼吸も効果的です。息を吸う時は鼻からゆっくり、お腹の膨らみを意識します。息を吐く時はお腹を凹ませながら、深く長い呼吸を心がけましょう。