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経皮毒はなぜ危険なのか?

経皮毒は有害な化学物質を経皮から吸収することですが、どうしてそんなにも危険と言われるのでしょうか?

 

1. 経皮から吸収されたものは排出されにくい

皮膚から吸収された化学物質は、10日経ってもその10%ほどしか排出されません。口から吸収したほとんどの化学物質は、肝臓といった消化器官を通り、分解され排出されてしまいます。しかし、経皮吸収したものは消化や分解する器官を通らないので、そのまま皮下脂肪に蓄積されたり、血液を通って子宮や脳に蓄積されると言われています。化学物質が肝臓を通った場合と比べて、皮膚を通った場合の分解率はたったの2%と言われています。

 

2. 化学物質は分子量が小さく、皮膚から吸収されやすい

皮膚は表皮、真皮、皮下組織の3つの層でできています。その中の表皮は、何層かの角質層でできています。体の場所によって角質層の厚さが違います。角質層は分子量500以上の微生物やウイルスの分子を通さないバリアになっています。自然界に存在するものは、この角質層を通過できないといわれています。

しかし、現在、界面活性剤をはじめ、私たちのまわりの日用品などの多くに使われている化学物質は、極めて小さい分子の集合体でできています。それらは私たちの皮膚を簡単に通り抜けてしまうのです。

 

3. 経皮毒の蓄積場所

経皮吸収された化学物質は、一度吸収されると皮下脂肪に蓄積されるか、血液などを通って体全体に回ります。多くの化学物質は脂溶性のため、皮下脂肪はもちろん、脂肪の塊である脳にも蓄積されやすいと言われています。また、女性は子宮に、男性は前立腺等に蓄積されやすいそうです。

 

4. 子供へ受け継がれる経皮毒

子宮へ蓄積されやすい経皮毒は、子供にも影響を及ぼすと考えられています。母親の羊水や胎盤を通じて、子供に移行していくそうです。昔と比べ、アレルギーの子供や集中できない子供、免疫力のない子供が増えている原因の一つと考える専門家もいます。

 

5. 経皮毒と関連づけられている病気

まずはじめに、皮膚の病気があらわれることが多いようです。肌荒れ、湿疹、アレルギー性皮膚炎などです。アトピーを発症したり、免疫力の低下、婦人科系の病気、がん、脳に関連する認知症アルツハイマー病も一つの要因と考えられています。婦人科系は特に、子宮内膜症子宮筋腫、卵巣膿腫、乳がん、子宮がんです。