フェニルアラニンとは
フェニルアラニンとは、必須アミノ酸のひとつで、食事から栄養分として摂取しなければならない成分です。肝臓でチロシンに変換され、ノルアドレナリンやドーパミンなどの興奮性の神経伝達物質をつくり出します。精神を高揚させ、血圧を上げる作用や、記憶力を高める効果などを持っています。
また、フェニールアラニンは、アスピリンなどの一般的な鎮痛剤が効かない人の抗うつ薬として使われます。また、フェニールアラニンは、人口甘味料アスパルテームの原料となっています。食欲抑制効果があり、砂糖の180~220倍の甘味があり、使用量が砂糖の200分の1ですむことから、ダイエットに用いられることがあります。
【フェニルアラニンを多く含む食品】
大豆(大豆製品)、小麦(強力粉)、高野豆腐、卵、チーズ、脱脂粉乳
アーモンド、落花生、白花豆、かぼちゃ、じゃがいも、ごま、肉類、魚介類
フェニルアラニンは肉や魚、乳製品などに多く含まれ、アステルパーム配合の清涼飲料水や菓子などからも摂取できます。一般的には安全な物質とされ、摂り過ぎても問題ないと考えられており、過剰摂取の危険度は低いとされています。
【フェニルアラニンの効能】
脳機能を高める効果、鎮痛効果、皮膚疾患への効果
【不足すると起こる現象】
代謝障害、精神薄弱児
【こんな方におすすめ】
うつ症状がある方
記憶力をアップさせたい方
肥満気味の方
筋肉の痙攣などを起こしやすい方