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環境ホルモンとは

環境ホルモンとは

 

環境中にあって、私たち人間を含めた生物の本来のホルモン作用をかく乱する物質を一般に「環境ホルモン」と呼んでいます。
1960年から1970年代頃にかけて、これまでの医学、生物学、毒性学では説明が困難な現象が人や野生生物に見られるようになってきました。これまでに魚類、は虫類、鳥類といった野生生物の生殖機能異常、生殖行動異常、雄の雌性化、孵化能力の低下の他、免疫系や神経系への影響等が多く報告されてます。その直接の原因が作用メカニズムまで明らかにされているものではありませんが、異常が認められた生物の生息環境中に存在するDDT、PCB、TBT、ダイオキシン、農薬などの化合物への曝露との関係、また一部にはノニルフェノールによる影響も指摘されています。

 

<人間に与える影響とは。>
①胎児の生殖異常、流産、死産、がん。
精子の減少。
③オスがメスに近づく。(環境ホルモンは女性ホルモンに似た働きをするため、体に取り込むと自然に起こる現象)
④落ち着きが無い子供(注意欠陥多動性障害)、クレチン症(知的障害と発育抑制)の増加等々、他にもたくさんあります。


<何に含まれるのか。>
殺虫剤、農薬、合成洗剤ダイオキシン
カドミウム、鉛、水銀、工業的なもの(プラスチックに柔軟性をもたせる物質や船底塗料など)
→大気や土壌や海に蓄積して、私たちの体内に入ります。