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高脂血症の治療法(食事療法)

食べ過ぎは禁物(エネルギーを適正に)
食べ過ぎは、脂肪の過剰摂取を招き肥満の原因となります。1日に摂取するエネルギー(カロリー)を適正にすることが大切です。これには標準体重から1日に必要なエネルギーを求め、過不足のないエネルギーを摂取することを心掛けましょう。
1日の適正エネルギー(kcal)=標準体重(kg)×活動量 
*標準体重=身長(m)2×22
(例)160cmの人なら、1.6×1.6×22で56kg
*活動量(目安):軽い活動(事務職)なら25~30
中等度の活動なら30~35、重労働なら35~

 

動物性脂肪脂肪の摂取をひかえる
動物性脂肪には飽和脂肪酸が多く含まれ、これはLDLコレステロールを増やします。逆に植物性脂肪や魚類に含まれる不飽和脂肪酸コレステロールを下げる作用をがあります。動物性脂肪1に対し植物性脂肪や魚類の油を2の割合で摂ることをお勧めします。

 

コレステロールの多い食品を避ける
コレステロール摂取量は、1日300mg以下が目安といわれています。特に鶏卵(卵黄1個あたり平均210mgのコレステロールを含む)は、特に要注意で、1回に丸ごと1個食べないようにするのも工夫の一つです。ニワトリ以外の卵類(いくら、たらこ、すじこ)などもコレステロール含量が多く、避けるべきもので、このほかにも下記のようなものに注意をして下さい。

 

食物繊維を多く摂取する
食物繊維は腸管からのコレステロールの吸収を抑え、体外への排泄を促します。日本人は1日平均4~6g程度の繊維を摂取していますが、これを10g以上位に増やすことが必要です。(20~30gが効果的)。

 

ビタミンを多く摂取する
LDLコレステロールは酸化されると動脈硬化を促進します。ビタミンEやC、カロチンには、コレステロールの酸化を防ぐ作用を持っています。

 

アルコールやジュース類にも注意
アルコール、菓子、ジュース類は、摂りすぎると中性脂肪を高めますので、注意を要します。