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タウリンとは

タウリンとは含硫(がんりゅう)アミノ酸の一種で、いかやたこ、貝類、魚の血合いなどの主に魚介類に多く含まれている成分です。生体中のほとんどすべての組織に存在しており、動脈硬化や糖尿病、心不全などの生活習慣病に対して効果が高いことで知られています。

 

タウリンには胆汁の分泌を促進する働きもあります。血中コレステロール中性脂肪が増えると動脈硬化になり、心筋梗塞脳梗塞を発症する恐れがありますが、胆汁には脂肪を分解し、血中のコレステロール値を下げる効果があることがわかっています。胆汁の量が増えるとコレステロールの上昇を抑制できることから、タウリンは動脈硬化の予防にも効果的なのです。

 タウリンは人間の体に多く含まれる成分ですが、目の網膜にも存在し、網膜を守ってくれています。その為、タウリンは目の疲労回復にも効果があるといわれており、目薬などにもタウリンが配合されています。さらには、心筋に多く存在するタウリンを補給することにより、心臓の負担を下げる効果も。心不全などの心臓病の予防、不整脈の改善にもタウリンはいいのです。

 

タウリンを多く含む食品】

カキ
いか
たこなど魚介類

 

タウリンといえば魚介類のイメージが強いですが、人間の体にも多く存在する成分。心臓や筋肉、肝臓、網膜などあらゆる臓器や組織に含まれており、体重の約1%(60kgの人で60g)がタウリンであるといわれています。中でも、心筋などの筋肉に全タウリン量の約70%が存在。生命活動に大きく関わる臓器に存在していることから、タウリンは生命にとても重要な役割を担っていると考えられています。タウリンといえば大人向け…と思われがちですが、実は子供や赤ちゃんにとっても大切な成分!タウリンは人間の体でも合成することができますが、乳幼児だと十分な量をつくることができません。タウリンは乳幼児の脳細胞や網膜の発達には必須です。

  

 タウリンの効能】

肝機能を高める効果、コレステロール値を下げる効果、動脈硬化を予防する効果、高血圧を予防する効果、視機能を改善する効果、むくみを予防・改善する効果、便秘を解消する効果

  

【不足すると起こる現象】

高血圧、動脈硬化、肝臓の機能低下、目の網膜の機能障害

 

【こんな方におすすめ】

肝臓の健康を保ちたい方
生活習慣病を予防したい方
目の疲れが気になる方
お酒をよく飲む方
筋肉の衰えが気になる方