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ダイオキシンとは

ダイオキシンは、環境中に広く存在しており、その量は非常に微量です。 微量でも強い毒性を持つと考えられています。 ダイオキシンは、ポリ塩化ジべンゾジオキシン、ポリ塩化ジベンゾフラン、コプラナーポリ塩化ビフェニルという3種類物質群の総称で、ベンゼン環に塩素が結合した構造をしています。 主に物が燃焼するときに生成し、環境中に拡散します。

 

多くの書物やニュースなどで「発ガン性・催奇形性・内分泌攪乱作用などあらゆる毒性を併せ持ち、12kgあれば日本人全員を殺せる史上最強の毒物」と騒がれていたはずの化合物です。果てはアトピーや「キレる子供」の原因といった根拠のない嫌疑までかけられており、おそらく現在最も嫌われ、恐れられている化合物といっても過言ではないでしょう。 

 

そう言ったところから日本やヨーロッパ各国に比べ、アメリカの基準がケタ違いに厳しいのは、ダイオキシン類を「発がん性物質」と評価しているためである。「発がん物質」になると、安全基準の計算の仕方がかなり厳しいのでしょうね。

 

ダイオキシンは簡単には分解しない非常に安定した物質で、しかも脂肪によく溶けるため、人の体に入ると脂肪組織に蓄積し、なかなか排出されない。1度体内に取り込まれると半分になるまでに5~10年もかかります。

こういったこともあり日本やヨーロッパでも将来のことを考えた、真剣なダイオキシン対策が必要ですね。