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安息香酸とは

食品の見た目を良くするものには、着色料、食品の保存性を良くするものは、酸化防止剤というものが一般的に良く聞くもので挙げられます。また、食品添加物に使用される物質は、天然の動植物から加工されるものと化学合成により作成されるものに分けられます。

 

日本でも食品衛生法により、食品添加物に使用する物質や利用量の指定がされ、製品に添加物の情報を表示することが定められています。食品添加物で使用される安息香酸はしょうゆ、果実ソース、酢、清涼飲料水やシロップ、果実や果菜の表皮に使用される保存料です。

それは化学合成で作成されており、白色の結晶の粉末、または粒でにおいがありません。安息香酸は安息香酸ナトリウムパラオキシ安息香酸エステル類等、様々です。

 

安息香酸ナトリウムは抗菌作用があるので、保存料として使用されています。人の健康に対する安息香酸の影響として、その構造上、ある条件下で食品添加物として使用されている、アスコルビン酸と反応し、発がん性物質であるベンゼンを微量ながらも生成するとして該当商品が自主回収されたこともあります。


しかし、その量が微量であるため、ただちに健康に害をおよぼすというリスクは評価できないとされています。また、安息香酸に含まれる、パラオキシ安息香酸エステル類は、実験上それが弱い女性ホルモン作用があるという報告がWHO(世界保健機関)の付属機関より報告されていますが、それが人の健康にどのように作用するかはっきりしないとしています。