トリエタノールアミンとは

トリエタノールアミン (triethanolamine) は有機化合物のひとつで、示性式が N(CH2CH2OH)3 と表されるアミン。他のアミン同様、トリエタノールアミンは窒素原子上の孤立電子対により弱塩基性を示す。三個のヒドロキシ基を有することにより、水溶性とキレート能を示す。TEA と略称される。

【この成分の一般的な用途 】

　アルカリ剤、pH調整剤

【主な含有製品】
クレンジングクリーム
クレンジングローション
ファンデショーン
ほお紅
アイシャドウ
マスカラ

シャンプー

【影響】

皮膚から吸収し、粘膜や眼を刺激

ＴＥＡ（トリエタノールアミン）自体には発がん性はないのです。
他の物質と反応して二次的に作られるニトロソ化合物に動物発がん性があるといわれます。

化粧品中に発生するニトロソアミンは、アメリカで1970年代に問題になったようで、官報が出されて現在はガイドラインが出来ているのではないかと思います。

皮膚刺激性やアレルギー性もあり、発がん性があっても遺伝毒性や染色体異常がないので、使用できる成分と思います。

脂肪酸とＴＥＡのくっついたココイルグルタミン酸ＴＥＡやラウレス硫酸ＴＥＡなどの洗浄剤、乳化剤がありますが、それらを界面活性剤としているのでしょうか。
日本でもＴＥＡには発がん性、遺伝毒性などはないとされていますが、

化粧品は好みと、合う合わないで選んだ方がいいと思います。